囲いの中で複数の馬を飼育していると、ときどきたてがみの一部が絡んでいることがあります。
管理人はこれを「たてがみの三つ編み」と読んでいますが、馬との歴史の長い外国だと別の呼び名がありそうです。
馬の三つ編みができるまで。
お腹が満ちて気分のいいときに、馬同士で首を交差し、軽く噛みます。
噛むというよりは、口を使うという感じです。
かゆくてかいているのではなく、絆を深める行為のように思います。
このときに首筋をかきあうと、たてがみが絡み合って三つ編みのようになるのです。
画像は出会って一年半め、ようやく少しだけ打ち解けたドウとダイフクの様子。
筋肉や耳を見ると、互いにかなり緊張しているのがわかります。
顔を寄せると喧嘩になるため、まずは背中をかいているようです。
まだまだ一触即発状態ですから、こういうときに近寄ると危ないです。
(この頃は扱いに苦労しており、とっさの時にそなえて無口という顔のバンドをつけたままでした)
新しく入った馬の首筋にこれができると、群れに受け入れられたしるしです。
もともと天パで毛の短い馬にはできにくく、ストレートで長い毛を持つ馬にはできやすいこの三つ編み。
けっこうきっちりと絡み合っています、見つけたら下からそっとほどいてあげてください。
そのままにして何かにひっかけると、毛が千切れてしまうからです。
一頭一頭を個別に飼育する施設では、馬同士が互いの体を自由にふれあうことがありませんから、見ることができません。
長く馬に乗っていても「見たことがない」と驚く方もいます。